ホロスコープの基本

ホロスコープの読み方を、順番にやさしく

ホロスコープは一見すると記号だらけの円ですが、実は4つの層でできています。決まった順番で読んでいけば、少しずつ意味が見えてきます。

Lunonis編集部8分で読めます

Aries♈︎Taurus♉︎Gemini♊︎Cancer♋︎Leo♌︎Virgo♍︎Libra♎︎Scorpio♏︎Sagittarius♐︎Capricorn♑︎Aquarius♒︎Pisces♓︎123456789101112Sun☉︎Moon☽︎Mercury☿︎Venus♀︎Mars♂︎Jupiter♃︎Saturn♄︎Uranus♅︎Neptune♆︎Pluto♇︎ASC
このガイドで使う例のチャートです。すべて生年月日、出生時刻、出生地から計算されています。
この記事の内容
  1. 出生図(ホロスコープ)とは
  2. 必要なもの:生年月日、出生時刻、出生地
  3. ホイールを形づくる4つの層
  4. ステップ1:太陽・月・アセンダントから始める
  5. ステップ2:サインにある天体を読む
  6. ステップ3:天体をハウスに置く
  7. ステップ4:アスペクトを見る
  8. ステップ5:エレメントと区分のバランスを見る
  9. まとめて読む:短いリーディング例
  10. 初心者によくある間違い
  11. よくある質問

出生図(ホロスコープ)とは

出生図(ネイタルチャート)は、ある瞬間の空を、地球上のある場所から見た地図です。あなたが生まれたとき、太陽と月、そして8つの惑星が黄道十二宮のどこにあったのか、生まれた土地の地平線がその空をどう区切っていたのかを示しています。

そこに当て推量はありません。天体の位置は天文学の計算表から求められ、プラネタリウムのアプリがどの街のどの夜の空でも映し出せるのと同じ仕組みです。占星術はその図に象徴的な読みを加えます。天体はあなたの一部を、サインはその表れ方を、ハウスは人生の分野を表します。

このガイドでは最初から最後までひとつのチャートを使います。架空の誕生(1994年4月12日、20:30、リスボン)の例のチャートです。ご自分のチャートを横に開きながら読み進めてみてください。

必要なもの:生年月日、出生時刻、出生地

チャートをつくるのに必要なのは、生年月日、出生時刻、出生地の3つです。日付で天体の位置が決まり、場所と時刻で地平線、つまりアセンダントと12のハウスが決まります。

時刻は思っている以上に大切です。アセンダントは1日で12サインすべてを通過するため、1時間ずれるだけで上昇宮が変わり、すべての天体が別のハウスに移ることもあります。母子手帳や出生届の記録がいちばん確かな情報源です。「お昼ごろだった」という家族の記憶も、次善の手がかりになります。

ホイールを形づくる4つの層

どのチャートも、外側から内側へ重なる同じ4つの層で描かれています。この4つを見分けられれば、あとは言葉を覚えるだけです。

12341サイン2ハウス3天体4アスペクト
どのチャートも、サイン、ハウス、天体、アスペクトの4つの層でできています。読むとは、それらをつなぐことです。
  1. 獣帯(ゾディアック)の輪:牡羊座から魚座までの12のサイン (英語)が並ぶ外側の帯です。サインは物事がどのように表れるかを示します。
  2. ハウス:左側のアセンダントから反時計回りに番号が振られた12の区画です。ハウス (英語)は、それが人生のどこで表れるか、たとえば家庭、仕事、パートナー、友人を示します。
  3. 天体:輪の内側にある記号です。天体 (英語)は何が働いているか、感情、思考、欲求、志などを示します。
  4. アスペクト:中心を横切る線です。アスペクト (英語)は、2つの天体がどう対話しているか、なめらかなのか摩擦があるのかを表します。

占星術の「ひとつの文」は、これらの層をつなげてできあがります。天体(何が)がサイン(どのように)にあり、ハウス(どこで)に入り、アスペクト(誰と)によって色づけられる。これから紹介する読む順番も、この流れに沿っています。

ステップ1:太陽・月・アセンダントから始める

まずは3つの柱から。太陽は生きる目的の感覚、月は心が求めるものと安心できるもの、アセンダントは世界への向き合い方や第一印象を表します。3つそろうと、その人の輪郭が見えてきます。詳しくは太陽・月・アセンダントのガイドをご覧ください。

例のチャートでは、太陽が牡羊座、月が牡牛座、アセンダントが天秤座です。これだけでもひとつの物語があります。物事を始めるのが好きなまっすぐな太陽、安定と心地よさを求める月、そして気配りと品のよさで人と接するアセンダント。太陽牡羊座・アセンダント天秤座 (英語)のページでは、まさにこの組み合わせを解説しています。

ステップ2:サインにある天体を読む

次に、ほかの天体をひとつずつ見て、それぞれのサインをメモしましょう。日常を表す個人天体から始めます。水星(考える・話す)、金星(愛・好み)、火星(行動力・怒り)です。続いて木星と土星。天王星、海王星、冥王星はとてもゆっくり動くので、同じ世代の人はほぼ同じサインを共有します。これらは個人天体に関わるときに特に意味を持ちます。

例のチャートでは、金星が月と同じ牡牛座にあり、火星は魚座にあります。この組み合わせからは、気遣いや居心地のよさを通じて愛情を表し、火の太陽から想像するよりもやわらかく直感的な行動力を持つ人物像が浮かびます。月牡牛座 (英語)と火星魚座 (英語)のページで、それぞれの配置を詳しく読めます。

ステップ3:天体をハウスに置く

今度は、それぞれの天体がどこに「住んで」いるかを見ます。ハウスは性格を具体的な場面に置き換えてくれます。第1ハウスは自分自身と身体、第4ハウスは家庭とルーツ、第7ハウスはパートナーシップ、第10ハウスは社会的な立場と天職です。

例のチャートでは、太陽はパートナーのハウスである第7ハウスにあり、月も同じハウスにあります。独立心の強いサインの太陽が「私たち」のハウスにあるというのは、じっくり味わいたい美しい緊張感です。人との関わりを通して自分を見つけていく、と読むことができます。この配置は第7ハウスの太陽 (英語)、ハウスそのものは第7ハウス (英語)のページで解説しています。

天体が入っていないハウスがあるのはごく普通のことです。10個の天体で12のハウスすべては埋まりません。空のハウスは、その分野が天体のエネルギーよりもカスプのサインによって色づけられている、というだけの意味です。

ご自分のハウスを読むには、正確な出生時刻と出生地で計算したホイールが必要です。無料の計算ツールなら、ホイールを描き、各天体のサインとハウスを一覧にし、すべてのアスペクトを表示してくれるので、この先のステップをご自分のチャートで試せます。

ステップ4:アスペクトを見る

アスペクトは天体どうしの角度です。主なものは5つ。コンジャンクション (英語)(重なり)、セクスタイルとトライン (英語)(なめらかな流れ)、そしてスクエア (英語)とオポジション (英語)(動きを促す緊張)です。まずは正確な角度にいちばん近い、タイトなアスペクトから見ましょう。いちばん強く語りかけてくるのはそれらです。

例のチャートには20個のアスペクトがあります。最もタイトなのは月 ☍ 木星 (オポジション)、続いて太陽 □ 海王星 (スクエア)、火星 △ 冥王星 (トライン)です。ホイールの端から端で月と木星が向かい合う配置は、安心を求める気持ちと「もっと」を望む気持ちのあいだで揺れる、大きくおおらかな感情を思わせます。

天体は「何が」、サインは「どのように」、ハウスは「どこで」、アスペクトは「誰と」を語ります。

ステップ5:エレメントと区分のバランスを見る

最後に一歩引いて数えてみましょう。どのサインも4つのエレメント(火・地・風・水)のひとつと、3つの区分(活動宮・不動宮・柔軟宮)のひとつに属しています。10個の天体を数えると、チャート全体の気質が見えてきます。

エレメントクオリティ火☉︎☿︎2地☽︎♀︎♅︎♆︎4風0水♂︎♃︎♄︎♇︎4活動宮☉︎☿︎♅︎♆︎4不動宮☽︎♀︎♃︎♇︎4柔軟宮♂︎♄︎2
風の天体はゼロなのに、アセンダントは風のサイン。チャートのバランスは天体の数だけでは決まりません。

例のチャートは、火が2個、地が4個、風が0個、水が4個です。それなのにアセンダントは風のサインである天秤座にあります。これは全体を見ることの大切さを教えてくれる好例です。天体の中に欠けているエレメントも、アセンダントを通して存在しうるのです。このチャートの持ち主は、軽やかで社交的、公平な人に見えるかもしれません。けれど内面は、その第一印象よりずっと地に足がつき、感情豊かです。

欠けたエレメントは欠点ではなく、考えるきっかけです。チャートで空いている部分こそ、意識して育てていく人も多くいます。

まとめて読む:短いリーディング例

5つのステップをつなげると、例のチャートについてこんな数文になります。予言ではなく、ふり返りのための言葉として書いています。

牡羊座の太陽は、行動し、始め、先頭に立ちたがります。太陽と月がどちらもパートナーシップのハウスにあるため、そのエネルギーは人との関係の中で生き生きとしやすいでしょう。共同のプロジェクト、恋愛、互いを磨き合う友情などです。牡牛座の月と金星は、落ち着きと美しさと時間を求め、太陽の速いペースをよい意味でゆるめてくれます。天秤座のアセンダントは、人前での角をやわらげます。地に4個、水に4個の天体があり、内面の世界は現実的で感受性豊か。月と木星のタイトなオポジションは、「これで十分」という感覚を学ぶことを促しているようです。

どの一文も、それだけで何かを決めつけてはいないことに気づくでしょう。ひとつの言葉が少なくとも2つの層に支えられている。それがリーディングのバランスを保つ秘訣です。

チャートは可能性の肖像画。ゆっくりと、文脈の中で読むものです。

初心者によくある間違い

  • ひとつの配置だけを読む。 難しいスクエアや「弱い」サインにある天体も、チャート全体を見るまではあまり多くを語りません。
  • 太陽星座だけで終わる。 太陽は10個の天体のひとつにすぎません。日々の暮らしは、月とアセンダントのほうがよく表していることも多いのです。
  • チャートを運命とみなす。 占星術は、ふり返りと楽しみのための象徴の言葉です。傾向やテーマを描くもので、決まった出来事を示すものではありません。
  • 獣帯やハウスシステムを混同する。 トロピカルとサイデリアルでは、天体が入るサインが変わります。比べるときは、同じ設定でつくったチャートどうしにしましょう。

ひとつひとつのステップに時間をかけてください。チャートを読むことは、答えを調べるというより言葉を学ぶことに近く、チャートを開くたびに少しずつ楽になっていきます。

よくある質問

ホロスコープを読むのに正確な出生時刻は必要ですか?

ハウスとアセンダントには必要です。1日のうちに素早く変わるからです。天体のサインと多くのアスペクトは1日を通してほぼ変わらないので、時刻がなくてもチャートを読む価値は十分にあります。

Lunonisはどのハウスシステムを使っていますか?

Lunonisは、現代の西洋占星術で最も広く使われているプラシーダス方式でハウスを計算しています。プラシーダスが計算できない非常に高緯度の地域では、ホールサイン方式に切り替えます。

出生図は時間とともに変わりますか?

変わりません。出生図は生まれた瞬間に固定されます。変わるのは今の空で、現在の天体があなたのチャートにどう触れるかを「トランジット」と呼びます。

トロピカルとサイデリアルの違いは何ですか?

トロピカル方式は季節とサインを結びつけ、春分点を牡羊座の始まりとします。サイデリアル方式は星座の位置にサインを合わせます。Lunonisは西洋占星術の標準であるトロピカル方式を使っています。

Lunonis編集部 · 公開 · 更新

日付はUTC(協定世界時)で、Lunonisの天文暦(地心・トロピカル方式)で計算しています。

占星術は象徴的なものです。内省と楽しみのためのものであり、医療・金銭・人生についての予言ではありません。

出生図の本

あなたのホロスコープを一冊の本に

ひとつの正確な出生図から書く、あなただけの本。太陽・月・アセンダント、すべての天体、ハウス、主要なアスペクト。