恋愛・家族・贈り物

シナストリー:2つのホロスコープを重ねて相性を読む

太陽星座どうしの相性は、2人を描く最初のスケッチです。シナストリーは、出生図をまるごと重ね合わせ、2人の天体のあいだに生まれるすべてのつながりを読むことで、その絵を仕上げていきます。

Lunonis編集部8分で読めます

♈︎♉︎♊︎♋︎♌︎♍︎♎︎♏︎♐︎♑︎♒︎♓︎☉︎☽︎☿︎♀︎♂︎♃︎♄︎♅︎♆︎♇︎☉︎☽︎☿︎♀︎♂︎♃︎♄︎♅︎♆︎♇︎AB
シナストリーでは一方のチャートをもう一方の内側に置きます。線は、2人の天体がもっとも近く出会う場所を示しています。
この記事の内容
  1. 太陽星座の相性は、最初のスケッチにすぎない
  2. シナストリーとは
  3. 特に重みのある天体
  4. 2つのチャートのあいだのアスペクト
  5. エレメント:なじみやすい組み合わせと、実りある摩擦
  6. ハウスの重なり:あなたの天体が相手のどこに入るか
  7. シナストリーでわからないこと
  8. 自分たちのチャートで試してみるには
  9. よくある質問

太陽星座の相性は、最初のスケッチにすぎない

相性の話は、たいてい2人の太陽星座だけで始まり、そこで終わります。入り口としては悪くありません。太陽はその人の核となる意欲を表し、星座どうしには自然とリズムが合う組み合わせもあります。それでも、ひとつのチャートには太陽のほかに9つの天体とアセンダントがあります。太陽だけを比べるのは、20を超える点のうち2つを比べることです。

この記事で使う2つの例のチャートを見てみましょう。1人目は太陽が牡羊座、2人目は天秤座です。牡羊座と天秤座の相性 (英語)のページでは、太陽星座から見た2人が読めます。向かい合う星座どうしで、自立とパートナーシップのあいだの引き合いがテーマです。それは正しく役に立つ見方ですが、もっと大きな絵の輪郭でもあります。出生図全体を見れば、月、愛の天体、行動の天体、そしてそのあいだの何十もの角度が加わります。

相性のページ (英語)には、すべての星座の組み合わせがそろっています。まずはそこで全体像をつかみ、さらに深く知りたいときにこの記事に戻ってきてください。

シナストリーとは

シナストリーとは、2人の出生図を比べる技法です。やり方はシンプルで、一方のチャートをもう一方の内側に置き、2人の天体を同じ黄道の上に並べます。そして、一方の天体がもう一方の天体とつくる角度を読みます。この角度を、相互アスペクト(クロスアスペクト)と呼びます。

この記事の表紙は、そうして重ねた円です。Aさんは架空の出生(1994年4月12日、リスボン)の例のチャート、Bさんも架空の出生(1992年9月27日、ワルシャワ)です。実在のカップルではなく、方法を説明するために選んだ2つのチャートにすぎません。内側の円にAさんの天体、外側の円にBさんの天体があり、中央の線がもっとも近いつながりを示しています。

それぞれのつながりは、1枚のチャートの中のアスペクトと同じように読みます。違いはひとつだけで、それが2人のあいだで起きることを表している点です。Aさんの月がBさんの金星に触れているなら、Aさんの心の欲求とBさんの愛情表現がどう出会うのかを考えます。

特に重みのある天体

すべてのつながりが同じ重さを持つわけではありません。占星術家はふつう、日々の暮らしを表す個人的な天体から読み始めます。

  • 太陽:自分らしさと目的。相手の太陽や月とのつながりは、互いを「わかる」と感じられるかを示します。
  • 月:安心、気分、家庭。月のつながりは、同じ部屋にただ一緒にいることの心地よさをよく表します。
  • 金星:愛情、好み、何を愛と感じるか。天体そのものについては金星 (英語)のページへ。
  • 火星:欲求、エネルギー、怒りとの付き合い方。金星と火星のつながりは、惹かれ合いの古典的なしるしです。
  • アセンダント:第一印象とスタイル。相手のアセンダントに重なる天体は、出会ってすぐに感じ取られます。
  • 土星:責任、時間、続ける力。土星のつながりは最初は重く感じられることもありますが、長い関係をつなぎとめる接着剤として読まれることが多い天体です。

例では、Aさんの金星は牡牛座、Bさんの金星は蠍座にあります。向かい合う星座どうしで、牡牛座と蠍座 (英語)のページが太陽星座について描いているのと同じ、安らぎと深さの軸です。お互いの金星星座だけでも知りたいなら、金星星座の計算ツールから始めるのが手軽です。

2つのチャートのあいだのアスペクト

シナストリーでも、1枚のチャートと同じ5つの主要なアスペクトを使います。それぞれに典型的な感触があります。

  • コンジャンクション (英語):2つの天体が同じ場所に重なる。強く溶け合い、ときに近すぎると感じることも。
  • トライン (英語)とセクスタイル (英語):なめらかな流れ。努力しなくてもうまくいく心地よさがある一方、当たり前に感じてしまうことも。
  • スクエア (英語):動きを促す摩擦。火花、すれ違い、そして成長。
  • オポジション (英語):2つの天体が向かい合う。惹かれ合いと対極性、真ん中を探す必要。

例の2つのチャートのあいだには、36個の相互アスペクトがあります。トラインが13、スクエアが9、オポジションが6、セクスタイルが6、コンジャンクションが2です。このような混ざり方はごく普通です。ほとんどの組み合わせには楽なつながりと難しいつながりの両方があり、数だけでは2人の関係について何も言えません。

合計よりも大切なのは、もっとも正確なつながりです。この例では土星 △ 火星 (トライン)、木星 □ 土星 (スクエア)、水星 ☍ 太陽 (オポジション)で、いずれもAさんの天体が先、Bさんの天体が後に書かれています。判定ではなく、話し合いのテーマとして読んでください。Aさんの土星とBさんの火星の調和は、枠組みと行動力が支え合えることを示します。Aさんの木星とBさんの土星のスクエアは、「もっと」と「これで十分」のあいだの緊張をほのめかします。Aさんの水星とBさんの太陽が向かい合う配置は、一方の考えがもう一方の自己意識と正面から出会う会話を思わせます。

A ↓ · B →☉︎☉︎☽︎☽︎☿︎☿︎♀︎♀︎♂︎♂︎♃︎♃︎♄︎♄︎♅︎♅︎♆︎♆︎♇︎♇︎☍⚹□△△☍□□△△☍☍△□⚹△□△□△⚹⚹
グリッドはすべての相互アスペクトを一度に示すので、2人のあいだでどの天体がもっとも関わっているかがわかります。

このグリッドは、シナストリーの作業台です。行はAさんの天体、列はBさんの天体で、記号の入ったマスがひとつのつながりです。行ごとに眺めると、自分のどの天体が相手ともっとも深く関わり、どの天体が静かなままかがすぐにわかります。

これを手で描く必要はありません。無料の計算ツールに2人の生年月日を入れれば、チャートが並べられ、2人のあいだのアスペクトが近い順に一覧になります。

エレメント:なじみやすい組み合わせと、実りある摩擦

アスペクトの奥には、もっと単純なパターンがあります。4つのエレメントです。同じエレメントの星座はトラインの角度にあり、同じエレメントの天体どうしは理解し合いやすい傾向があります。火と風は互いを育て、地と水も同じです。これが古典的な「なじみやすいペア」で、セクスタイルとオポジションで結ばれています。

⚹⚹□□□□火♈︎ ♌︎ ♐︎△地♉︎ ♍︎ ♑︎△風♊︎ ♎︎ ♒︎△水♋︎ ♏︎ ♓︎△
エレメントを見ると、流れるアスペクトとこすれ合うアスペクトの理由がわかります。エレメントの摩擦は話し合う場所であって、判定ではありません。

火と水、地と風は、なじみにくい組み合わせで、関わる星座はスクエアの位置に来ることがよくあります。ここでの「なじみにくい」は「慣れていない」という意味です。2人のチャートのあいだのスクエアは摩擦を生みやすく、その摩擦こそが、自分を説明し、歩み寄り、新しいことを学ぶきっかけになります。長く続く関係の多くにも、摩擦はたっぷりあります。

例を見ると、エレメントが太陽星座とは別の層で働いていることがわかります。Aさんのチャートは地と水に傾き、地に4個、水に4個の天体があります。一方Bさんは風に4個、火に0個です。表面上は2人の太陽星座が火と風で向かい合っていますが、その下では、Aさんの地に足のついた感じやすさと、Bさんの言葉にして整理する風のスタイルが出会っています。どちらが優れているわけでもなく、同じ1日を受け止める2つの異なるやり方です。

2人のあいだの難しいアスペクトは、言葉が必要になる場所を示すもの。うまくいかない場所を示すものではありません。

ハウスの重なり:あなたの天体が相手のどこに入るか

シナストリーのもうひとつの層は、一方の天体が相手のハウス (英語)のどこに入るかを見ることです。Aさんの太陽がBさんの第7ハウス (英語)に入るなら、BさんはAさんを最初からパートナーのような存在と感じるかもしれません。相手の第4ハウスに入る天体は、家や家族のような親しさを感じさせやすいとされます。

ハウスの重なりを読むには、2人の出生時刻が必要です。ハウスは正確な時刻と場所で決まるからです。時刻がわからなければ、星座とアスペクトにとどめましょう。それだけでも多くのことがわかります。1枚のチャートでのハウスについては、ホロスコープの読み方のガイドで先に確認できます。

シナストリーでわからないこと

シナストリーが描くのはパターンです。関係がうまくいくか、どれくらい続くか、一緒にいるべきかは教えてくれません。それを決めるチャートの比較はなく、2人の相性を100点満点で採点するような話は、占星術が持っていない確かさを売っているだけです。

難しいアスペクトは警告ではありません。2人の月のあいだのスクエアが、互いの欲求を言葉にすることを教えてくれる場合もあります。逆に、楽なアスペクトも保証にはなりません。トラインだらけの関係でも、どちらも手をかけなければ距離が生まれます。2人が何を選び、どう話し、けんかの後にどう修復するか。それは円の上のどんな角度よりもずっと大きな意味を持ちます。

シナストリーのいちばん役に立つ使い方は、2人の共通の語彙として読むことです。すでに感じている違いに、中立的な言葉を与えてくれます。「あなたはいつも落ち着きがない」と言うより、「私の月は静けさが欲しくて、あなたの火星は動きたい」と言うほうが、ずっと伝えやすいはずです。

自分たちのチャートで試してみるには

まずは知っていることから始めましょう。相性のページ (英語)で2人の太陽星座を調べ、次にお互いの月星座とアセンダントを確認します。この3つが最初に来る理由は、太陽・月・アセンダントのガイドで説明しています。そのうえで、相性の計算ツールに2人の生年月日を入れれば、相互アスペクトの一覧ともっとも正確なつながりが見られます。

まず1枚のチャートを自信を持って読めるようになりたいなら、出生図の計算ツールでそれぞれのチャートを別々に描けます。パートナーへの心のこもった贈り物を探しているなら、ギフトのアイデアのガイドで、2人のチャートからつくるカップルブックやポスターを紹介しています。

よくある質問

シナストリーと太陽星座の相性はどう違うのですか?

太陽星座の相性は、それぞれのチャートの1点を、たいていは星座だけで比べます。シナストリーは2人の出生図のすべての天体とアセンダントを比べ、そのあいだの正確な角度を測ります。そのため、太陽星座が同じ2組のカップルでも、シナストリーはまったく違うことがあります。

シナストリーのスクエアは悪いものですか?

いいえ。スクエアは摩擦を表し、その摩擦が関係に張りを与え、2人の成長を促すことがよくあります。忍耐と率直な言葉が必要な分野を指しているだけで、心配の種ではなく、知っておくと役に立つ情報です。

シナストリーには2人の出生時刻が必要ですか?

天体どうしのアスペクトなら、ほとんどの天体は生年月日だけで十分です。ただし月は1日のうちに星座が変わることがあります。アセンダントとハウスの重なりを見るには、2人の出生時刻と出生地が必要です。

コンポジットチャートとは何ですか?

コンポジットチャートは、2人の天体の組ごとに中間点をとり、1枚のチャートにまとめたものです。関係そのもののチャートとして読まれ、シナストリーが2人それぞれのチャートの関わり合いを示すのとは視点が異なります。

Lunonis編集部 · 公開 · 更新

日付はUTC(協定世界時)で、Lunonisの天文暦(地心・トロピカル方式)で計算しています。

占星術は象徴的なものです。内省と楽しみのためのものであり、医療・金銭・人生についての予言ではありません。

相性レポート

ふたつの出生図をくわしく

ふたりの出生図のあいだのすべての結びつきを、やさしい言葉で。惹かれ合うところ、すれ違うところ、その付き合い方。